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石巻→松島→仙台→福島へ1   

2011年 06月 13日

金曜日の夜中、車で石巻に出発しました。
メンバーは、大学の同級生STOと、STOの彼のパキスタン人AさんとAさんの友人のパキスタン人Nさんの4人。
不思議な組み合わせ・・・。

目的は女川町に住む、同じく大学の同級生Aっさーに会うためです。

暑くなってきて、買い物に行くことが出来ない避難所のお年寄りの方々の夏用の肌着が不足していると聞き、ちひろ美術館の有志の方々の義援金と(ありがとうございました!!)、私のポストカードの売上17500円(ご購入ありがとうございました!!)で肌着をごっそり購入して持っていきました。
ノアちゃんのママ、お手伝いありがとうございました!

朝早くに入った石巻は雨。
小学校から高校卒業まで石巻に住んでいたSTOは、「あまりに凄すぎて実感がわかない・・・」とつぶやいていました。
石巻→松島→仙台→福島へ1_a0116106_1535839.jpg

瓦礫と瓦礫の間を車で走りながら、涙が出ました。
石巻に住んでいるはずの同級生たちは、無事だったんだろうか・・・。

女川町から家族で石巻まで来てくれたAっさーと再開。子供達も旦那さまも無事で本当に良かった。
Aっさーは大学時代から明るくて強くて頼もしい女性だったけれど、その明るさは変わっていませんでした。
「石巻はぽつんぽつんと建物が残っているけれど、女川はな〜んにもないよ。
卒業制作(私たちは美術学科でした)も実家に置いてたから全部流されちゃって、もうやられた〜!って感じだよ」
それでも瓦礫の中から使える物を探し出して、卒業生が毎年行なっている展示会の作品を制作して出品したというから驚きました。すごい、Aっさー!
こっちが元気もらうよ〜。

でもAっさーは言っていました。
「みんなのおかげで笑っていられるし頑張れるのよ〜。ひとりだったら心が折れていたよ」と。
そして
「あっこに何か大変なことがあったら助けに行くよ!」と。
嬉しいよ、Aっさー。ありがとう!

どんな辛いことがあっても、気にかけて寄り添って助けてくれる人がいるというだけで、生きるきっかけになったり、
小さな小さな想いが実はとても重要で、誰かの人生に大きな生きるための道しるべのような痕跡を残すものだったりすることもある・・・。

実は今回石巻(当初は女川町に行く予定でした)に行くにあたって、ボランティアをするとか、たくさんの物資を持っていくとか、出来ることをたくさんやりたい!という気持ちもありました。
何か大きなことをやらなくては行く意味がないという思いにかられたりして・・・。
だけど今は、こうやって友人に会いに行くだけでも、行って良かったと思っています。
何よりもAっさーの元気な顔が見れて嬉しかった。

Aっさー、また会いに行くからね!

つづく


告知。
ホームページ引っ越しました。
http://www.kameehon.com

by ya-copo | 2011-06-13 16:44 | 日々のこと

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