マルタ・コチ『みどりの どりちゃん』
2009年 04月 08日

マルタ・コチ『みどりの どりちゃん』(学研ワールドえほん:昭和51年発刊)
私が幼稚園の時に読んだ絵本です。
ず〜っとず〜っと心に残っていました。
でも誰が描いたかもどこから出版されたのかもわらかず。。。
そうですよね。子どもの頃なんてそんなこと気にして読まないですよね。
探して調べてやっと作者がチェコの絵本作家「マルタ・コチ」とわかった後も
見つけることができなかったのです。
すでに絶版だったようで。
が!
見つけました!
「古本海ねこ」さんで!
しかも状態がとてもいい!
店主さんの対応もとっても丁寧で素敵なお店&人(ネット販売なのでお会いしていないのですが)でした。
お薦めです。
探してみるもんですねえ。しみじみ・・・感動・・・。
何度もじっくり読みました。
実は、
どりちゃんは、ちょっと自分勝手な子と記憶していました。
読み返してみると、そんなに自分勝手な子には感じないけど?
どりちゃんはある大きな木に水をやる係です。
でもある日ちょっとつまらなくなって遠くの村に遊びにいきます。
それから数日村に滞在します。
そのあいだ、木は元気がなくなって枯れてきてしまいます。
なるほど。
ここで小さい私は「どりちゃんは自分勝手な子」と感じたようです。
自分ばっかり楽しんで、木に水をあげなかったからです。
幼稚園児とはいえ、こういう感想をしっかり持つものなんですねえ。
その後ちゃんとどりちゃんは木に水をやりに帰ります。
で、木は元気になります。ご安心を。
ではどうしてこんなに心に残っていたのでしょう。
それはどりちゃんが
みどり色の髪をして
みどり色の羽根を持って
大きな木に住んでいたからです。
強い憧れがあったんでしょうね。
わあ、なんだか小さい頃の自分と会話してるみたいだ。。。
こういうのっていいな。
by ya-copo | 2009-04-08 21:11 | 絵本